やりすぎ厳禁!ブラックとホワイトの曖昧な関係

あなたは白?黒?

“ホワイトハットSEO”と”ブラックハットSEO”、
白と黒、その名が示す通り、不正な方法(ブラック)を用いたSEOと、そうではない方法(ホワイト)を用いたSEOのことを指します。しかし、この違いを具体的にはっきり説明できる人は意外と少ないのです。
そのため、SEO業者の中には表では「ホワイトハットSEOしか行いません。」と宣言して、実はブラックハットSEOを行なっているところも多くあります。

たしかに、ブラックハットSEOは、ホワイトハットSEOよりも短期間でかつ容易に、そして安価に順位を上げることができます。しかし、それを行うことのリスクも高く、ブラックハットSEOの中には、サイトの利用者を裏切り信頼を失くすほどのスパム(迷惑行為)も存在します。
なぜそんな危険な行為をしているにも関わらず、「ブラックハットSEOはしていない」と言い切るのでしょうか?

そういった業者には共通点があります。それは根拠のない自信を持っていることです。
SEO業者というのは、本来はウェブサイトの医者のようなもので
病気の患者(順位の上がらないサイト)に治療(SEO)を施し、改善するのです。
医者は「絶対」、「必ず」という言葉は滅多に口にはしません。
SEO業者の定型句「絶対、上位に表示させられます。」「絶対に成功します。」それは一体、誰が保証しているのでしょうか?

ブラックな部分は意識していなければ日常に溶け込みます。
こういった根拠のない自信をひけらかすうちに、「その事実を調べる」という習慣がなくなり、いつの間にかそれが普通となるのです。

それが酷くなると「自分たちの行いは正しい」=「不正行為はしていない」という、とてつもない方向へ向かうわけです。
不正行為をしていないのであれば、それはもちろんブラックハットではありません。

しかし彼らは「不正をしていない」という事実を調べることはしません。
ブラックハットをしていないと思い込んでいるので、「ブラックハットはしていません」と言い切ることができるのです。

ただ、すべてのSEO業者がこれに当てはまるわけではありません。
本当にホワイトハットしか行なっていない業者も多く存在します。
それに、不正は自覚はしているが「サービスが売れればいい」、「バレなければいい」というユーザーを騙している業者も存在します。

ホワイトハットSEOとは

では、ホワイトハットSEOとは一体どういったやり方なのでしょうか?
それは、検索エンジンが推奨している方法です。
現在の日本のSEOで主流となっている検索エンジンはGoogleです。
Yahoo!Japanも検索結果はGoogleを基にしており、Bingは現在の潜在顧客数を考えると無視しても良いレベルです。

ですので、Googleの推奨する方法は、こちらの検索エンジン最適化スタートアップガイド[PDF]でまとめられています。これには以下ことが書かれています。

SEOの基礎

  • 適切なページタイトルを付けよう
  • descriptionメタタグを設定しよう

サイト構造の改善

  • URLの構造を改善しよう
  • ナビゲーションをわかりやすくしよう

コンテンツの最適化

  • 質の高いコンテンツを提供しよう
  • 適切なアンカーテキストを書こう
  • 画像の利用を最適化しよう
  • 見出しタグを適切に使おう

クローラーへの対処

  • robots.txtを効果的に設定しよう
  • リンクにnofollow属性を活用しよう

モバイルSEO

  • モバイルサイトをGoogleに知らせよう
  • 携帯ユーザーを適切に誘導しよう

プロモーションと分析

  • 正しい方法でサイトを宣伝しよう
  • 便利なツールを活用しよう

このスターターガイドに書かれていないSEO対策は、Googleは推奨しておらず、ブラックハットSEOと呼んでもいいと思います。

SEOには自作自演、もしくはユーザーにリンクを強制させて被リンクを増やす“外部対策”という施術がありますが、スターターガイドにはこういった行為については一切かかれておらず、近いコンテンツとして上述の「サイトの宣伝」がありますが、これも、サイトの所有者がリンクを催促、強制するのではなく、サイトの利用者が「自分の意思でリンクを張りたい」と思わせる方法です。
ここで、“自分のサイト”ではなく“自分のブログ”となっているのは、複数持っているサイトで宣伝するのではなく、「SEOを行うサイトにブログを設置して新着情報を載せよう。」ということなんだと思います。

SEOの現状

現在のSEO業界はブラックハットSEOが蔓延しています。ブラック寄りのサイトが多い中で、ホワイトハットSEOだけで成果を得るというのはなかなか難しく、その現状を考えるとブラックハットSEOを行わなければ順位を上げられないキーワードがかなり多く存在します。
しかし大抵の場合は、SEOの最終目的は“サイトから収益か顧客を得ること”ですので、それが目的のサイトであれば、特定のキーワードの順位に拘らず、数多く存在するサイトに埋もれない適切なプロモーションを行えば成果は得られます。

ただ、不正行為をしたからといって失敗が確定するわけではありませんし、状況によってはしなければ失敗する可能性の方が高い可能性もあるので、ブラックハットSEOを行った方が賢明な場合もしばしば。

人生においての信号無視、飲酒運転、未成年の喫煙、飲酒のようなものです。
しかし、それが「日常」となってしまうといつか痛い目をみるかもしれません。